「轟きは夢をのせて」(的川泰宣)

1999年から2004年の日本惑星協会メールマガジンでの連載をまとめたもの。

ちょうど日本の宇宙開発にとって一番苦しい時期(?)と重なっていて、あまり明るい話はなかったかも。でもそれよりも、おりにふれてにじみ出てくる、退官を間近にひかえた的川先生の焦燥感がつよく印象に残る。

先生の運動は JAXA 宇宙教育センターとして形になったわけだけども、この情熱を受け継いでいくひとがいるのかどうか。外にいる人間にとっては、先生のように積極的に外との関わりをもってくれるひとがいないと判らないところなんだけど。

轟きは夢をのせて―喜・怒・哀・楽の宇宙日記

轟きは夢をのせて―喜・怒・哀・楽の宇宙日記