ナ形容詞 v.s. 連体修飾のノ

様態をあらわす漢語熟語で名詞を修飾する場合、「ナ」を後接する流儀(?)と「ノ」を後接する流儀がある。たとえば、「特別」という語で「出来事」という語を修飾する場合は、「特別な出来事」と「特別の出来事」の二通り。

昔は後者が普通だったんだけど、最近はすっかり前者に統一されつつある様子。上古以来(あるいはそれ以前から)広範な用法をもっていた「ノ」も時代が下っていくにつれ、だんだんと使い道がせばまっているみたいで、ちょっと寂しい(とは云え、「ノ」が取り持つ連体修飾の煩雑さには閉口するけど)。

で、今日、「手話ニュース」でひさびさに「ノ」による修飾の用例を見つけた次第。