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28日付の共同通信の記事。

原子核を構成する陽子の周りに、その反粒子である「反陽子」が回っている「プロトニウム」という原子を化学反応でつくることに、早野龍五東京大教授らの国際研究チームが28日までに成功した。

核子うしの反応で「化学」反応って、どういうもんなんだろう。化学の守備範囲って「原子、分子における電子のふるまいの記述」を中心としていて原子を割らないもんだとおもってたんだけど。

しらべてみたら、この人ってこれまでにヘリウム原子核、反陽子、電子からなる3体系の研究なんかもしてるのね。こっちはたしかに「化学」っポイ。

件の protonium 合成の方は論文がでてないのでよくわからないけど、こういう系をつかって、電子と反陽子を交換したとかそういうことなのかも。それならまあ「化学」反応かなあ。