美しい日本語(って何?)

昨今の日本語ブームに便乗して、文藝春秋が「美しい日本語」と題した増刊号を出すらしい。「116人の『言葉をみがく』ヒント」とかいうあおりがついてて、広告を見る限りでは作家やらコラムニストやらが言葉の使い方やら気になる「乱れ」を指摘したりする内容らしい。

で、気になったのはざっと見た限り執筆陣に国語学・日本語学者が見当たらないこと。別に、専門の学者じゃなきゃ日本語について語っちゃいけないなんて云う気はさらさらないんだけど、専門にしてないってことは、対象に対する体系的知識がなかったり、主張がちゃんとした実証に基づかないとかいうことになりがち、つまり、目についたことだけ思いついたまま云いたい放題、オヤジの愚痴の垂れ流し状態(苦笑)になりかねないって状況。

まあ、このところの日本語ブームなんて要はそういうものなので、そー云った意味では当を得た企画なのかも(とりあえず執筆陣は豪華なんだけどね)。