国語審議会

今「ニュース Japan」を見てたんだけど、国語審議会第2委員会の中間答申が出たらしい。いわゆる「表外漢字」のうちのいくつかについては伝統的字体の使用を推奨するということらしい(正確な表現は聞き流してしまったけど)。ま、国語審議会としてはずいぶんと踏み込んだ意見で、私なんかは妥当かなと思ってるんだけど。

で、ニュースの中で木村太郎ちゃんが今回の答申は JIS 規格を否定するものでまた文部省と通産省の縄張りが云々とかいう話をしてたけど、それは間違いで、JCS の人達はどういった字形(字体ではない)を採用しても(規格の規定に反していない限り)JIS X 0208:1997 に適合していると云えるとしている(つまり、JIS 規格は字形を定めてはいない)。さらに、一部の文字については包摂ということで複数の字体に一つのコードを当てていて、この場合、そのコードをどの字体の文字として表現するかは自由である。その上で、どの字形あるいは字体を採用すべきかという規範については国語審議会に「お任せする」という方針なので、今回の国語審議会の中間答申は別に JIS 規格に矛盾していな
いし、むしろ望んでいた方向に進んでると云えると思う。(なんか分かりにくい文章になったな。)

JCS の人達の意見に関しては、http://jcs.aa.tufs.ac.jp/jcs/index.htmでどうぞ。